四国支部の活動内容は、主に以下の四本柱で進めています。
支部会員向け研修会の開催
支部会員向け研修会については、研修等委員会の主導で活発に進めております。その一方で、非公式な勉強会として、海外代理人を招いてセミナーを開くことも頻繁に行っています。都市部と比べて、海外の代理人が四国まで訪れる機会が少ないため、積極的に各国の現地代理人と触れ合う機会を設けることで、海外の生の情報を得るチャンネルを確保しています。
知財授業・知財支援活動
四国支部では、小中学校や高校、大学で知財授業への講師派遣、知財支援窓口等と連携した専門家派遣等の活動を行っています。
常設知的財産相談室
常設知的財産相談室について、現在は四国支部室の他、各県毎に無料相談会を実施しています。
愛媛県では商工連合会及び商工会議所と協力し、これら商工会にて定期的に無料相談会を行っております。
また徳島県と高知県では、徳島県発明協会、高知県発明協会と協力して、これら発明協会にて定期的に無料相談会を行っています。
さらに平成29年度より、八幡浜商工会議所と共催で、無料の相談会を開催しています。
(所在地 〒796-0048 愛媛県八幡浜市北浜1丁目3番25号
予約連絡先 0894-22-3411 経営指導課 田中 孝一 様
地図 http://www.yawatahamacci.jp/gaiyou.htm
これらの相談会は、特許に限らず、意匠、商標等、知的財産権全般に関する相談を無料で承っております。 なお、無料相談の範囲を超える業務の依頼についても、適任者の紹介等を行っています。
対外連携
弁理士会四国支部では、他団体・機関と連携協力することによって、より包括的な地域支援を行うことを目指しています。
<三者連携協定>
平成27年度に、日本弁理士会四国支部と四国4県中小企業診断士協会、日本政策金融公庫四国6支店の間で、相互支援協定を締結しました。この協定を通じて、各機関が相互に連携して、中小企業等の知的財産、経営、金融支援を行っております。
<徳島大学との知的財産に関する連携協定>
平成24年度に、日本弁理士会四国支部と徳島大学との間で、知的財産に関する連携協定を締結しました。この協定により、徳島大学工学部及び徳島大学大学院先端技術科学教育部で開講する知的財産に関する授業への講師推薦並びに授業内容に関する助言・評価への協力を行っております。
<知財コラボ四国>
日本弁理士会四国支部は、弁護士知財ネット四国地域会、四国内大学の技術移転機構である(株)テクノネットワーク四国(略称:四国TLO)、およびJETRO四国と連携して、セミナーや種々の啓蒙活動を行っております。
<その他の対外連携>
日本弁理士会が締結した、四国地域に関連する知財支援協定(四国4県、土佐市、国立高専機構等との知財支援協定)に基づくセミナー、知財授業等でも、四国支部会員は講師等として積極的に活動しています。
四国支部の過去の活動平成22年度
(商標セミナー)
香川大学と日本弁理士会四国支部の共催で、商標セミナーを、高松のサンポートタワーで行いました。中国、四国支部会員の弁理士が中心となって、前半を商標エンタメセミナー「とんかつバーガーの商標登録出願」、後半を商標パネルディスカッション「地域ブランドの活性化」とする二部構成で行いました。
平成23年度
(知的財産シンポジウムin徳島2011)
徳島大学、日本弁理士会、日本弁理士会四国支部の共催で、「四国発~知的財産シンポジウムin徳島2011」を、徳島大学にて行いました。岩井良行特許庁長官を招いての特別講演「世界をリードする知的財産立国『日本』」を含む多数の講演やパネルディスカッション、各知的財産関連機関によるポスターセッション形式によるプレゼン等を行い、2日間で約1000人の参加者があり大盛況でした。四国支部会員も、講演者及び運営委員としてシンポジウムを支えました。
http://www.jpaa.or.jp/topics/2011/event/pdf/tokushima_symposium.pdf平成24年度
徳島大学と知的財産に関する連携協定を締結しました。
香川県中小企業診断士協会との間で相互支援協定を締結しました。
平成25年度
徳島県中小企業診断士会、高知県中小企業診断協会、愛媛県中小企業診断士会と相互支援協定を締結しました。
平成27年度
日本弁理士会四国支部と四国4県中小企業診断士協会、日本政策金融公庫四国6支店の間で、相互支援協定を締結しました。
日本弁理士会四国支部設立10周年を記念して祝賀会を開催致しました。祝賀会には、浜田恵造香川県知事をはじめ、多数の来賓の方々に御列席いただきました。祝賀会の開催に合わせて、「日本弁理士会四国支部設立10周年記念セミナー」を高松のサンポートホールで行い、JETRO知的財産課知的財産アドバイザー服部正明氏、日本知的財産仲裁センター四国支所長弁護士・弁理士滝口耕司氏、香川県中小企業診断士協会山下益明会長、日本政策金融公庫四国創業支援センター大町進所長にご講演を頂きました。
平成28年度
(三者連携セミナー(松山))
松山市にて、平成27年度に締結した連携協定の下、日本弁理士会四国支部と四国4県中小企業診断士協会、日本政策金融公庫四国6支店による中小企業連携支援セミナーを行いました。第一部は、三機関(中小企業診断士、日本政策金融公庫、弁理士)それぞれが、支援先の企業にもゲストとして参加して頂きながら中小企業に対する支援事例・支援メニューの紹介を行い、第二部は、知財コラボ四国による「中小企業の海外進出を含めた総合的な支援について」と題したパネルディスカッションを行いました。
平成28年度中小企業連携支援セミナーの模様
他機関への協力
四国支部では、他機関の活動にも積極的に協力しています。
<日本知的財産仲裁センター四国支所>
平成21年度に、日本知的財産仲裁センターの四国支所が設立され、四国支部会員も支所運営委員として参加しております。
平成21年度には、日本知的財産仲裁センター四国支所設立記念として開催された、「知的財産戦略シンポジウム」に協力しました。ここでは基調講演の他、演劇仕立てで模擬調停が行われ、原告、被告、調停人を四国支部会員と弁護士が演じました。この内容は好評を得て、現在日本知的財産仲裁センターのホームページにおいて、ストリーミングで視聴できます。
平成26年度には、高松のサンポートタワーで開催された日本知的財産仲裁センター四国支所主催による「日本知的財産仲裁センター四国支所5周年記念セミナー」に協力しました。パネルディスカッション「知的財産紛争にADRはこんなに使い勝手がよい」等に、四国支部会員がパネリストとして参加しました。
このように四国支部では、活発な活動を続けております。